皮膚トラブルが多い犬種である、柴犬。
ご相談いただいた飼い主さんも、なかなか治らなかったアレルギーに悩んでおられました。
なんと、『ニコわん』と手作りご飯を始めたら、2週間で見違えるほど毛がフサフサに!
この記事では、ごとふ動物病院 院長も驚くほどに回復したケアや今後について、詳しく解説いたします。
接触性アレルギーで、顔や首の下、足に症状があり、ちょっと良くなって、また良くなくなって…を繰り返していました。
そんな折、ニコわんに出会い、食事ケアを開始。
ドッフードを完全にやめ、手作りフードを始めて10 日間後あたりからうぶ毛生え、かゆみも消えてきたそうです。
なお、シャンプーはなし、保湿スプレーのみでケアをされていました。
できる限りのシャンプーケアと保湿を行なったうえで保護パウダーをしてあげれば完璧です。
接触性アレルギーには、塗り薬よりも有効で、色素沈着も良くなります。
口や目の周りに症状が出やすい、接触性アレルギーのワンちゃんには粒子が細かく目に入っても問題ない、また薬が入っておらず、舐めてもいいように作られたパウダーがおすすめです。
症状が良くなっているものの、かゆみは完全に消えていないためアポキルの服用が続いているとのこと。
徐々にやめていこうと考えた際、「朝、半錠夜・夕方、半錠」など、量を減らす方法は避けましょう。
容量が足りないと薬は効かず、服用の意味がないためです。
薬を減らす際は、「朝か夜に1錠あげる」など回数を減らすことが大切です。
かゆみが出た際は、冷やしてみると治ることもあります。
どうしてもかゆみが治らない時にだけ、薬に頼るようにしましょう。
整腸のためにあげているサプリや『ニコわん』も症状の回復とともに、減らしたりやめることが必要になります。
アレルギーの改善がみられた後の食事ケアについては、体重管理を中心にした内容にシフトチェンジしましょう。
ご相談の柴犬は、脂肪肝を表すALPが高いため、炭水化物を減らし、野菜量を増やす食事ケアをしていくことにしました。
体重管理には、油をしっかりと抜くことも大切です。
ワンちゃんの食いつきがいいからといって、あげすぎないことが必要です。
また、歯磨きの目的のガムも体重管理上、半量に減らすなど、細かいカロリー調整をしてあげましょう。
半年ぐらいで適正体重に落とすダイエットが理想的です。