こんにちは☀️ ペットリコ飼い主様相談スタッフの吉田です。
「この子のために何かできることがありますか？」とお悩みやご不安を抱えた飼い主様からご連絡をいただきます。
皆さんの愛犬もこんなお悩みありませんか？
「目を離すといつもカキカキして、カラーが手放せない」
「気が付くとベッドや洋服に血がついている」
「抜け毛やフケが多くて掃除が大変…」
今、多くのワンちゃんが『フード過敏性アトピー』と言う全く新しいアトピーに苦しめられています。
このアトピーによる症状には、お肌がベタベタするほど皮脂がたくさん出てしまう「ベタベタ肌タイプ」と
全く皮脂が出ずにお肌が乾燥してしまう「カサカサ肌タイプ」の2つのタイプがあります。
今回は、特に冬の乾燥する時期に症状が悪化する「カサカサ肌タイプ」の子の【症状と対策】についてお話しさせていただきます😌
こんな症状があったらあなたの愛犬も「カサカサ肌」
☑白い粉のようなフケ
☑噛んで毛が薄くなる
☑円形の脱毛
☑白ニキビのような湿疹
「カサカサ肌」の原因は「うるおい」不足！
お肌の「うるおい」ってなぁに？
「うるおい」を補う成分で「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」などを耳にされたことのある方も多いのではないでしょうか？
ワンちゃんのお肌も人間と同じで、「コラーゲンやヒアルロン酸」がお肌の潤いを守るのに重要な役割をしています。
また、お肌の表面には、お肌の水分を逃がさないようにガッチリ防御する「皮脂膜」という薄いアブラの膜があります。
この「皮脂膜」があるおかげでお肌の水分が抜けないだけでなく、外からばい菌や花粉などがお肌に侵入するのを防いでくれます。
「うるおい」不足が起こるわけ
「うるおい」不足が起こる原因は、コラーゲンやヒアルロン酸、皮脂膜といったお肌の「うるおい」を守る成分が「カイカイ誘発物質」によって壊されてしまうからです。
では、悪さをする「カイカイ誘発物質」はどこからやってくるのでしょうか？
その主な原因は、皆さんの愛犬が食べているドッグフードにあります。 ドッグフードは高温高圧で加熱する段階で、『カイカイ誘発物質』というかゆみの元ができます。
アトピーのないワンちゃんは『カイカイ誘発物質』を食べても大きな問題はありませんが、『フード過敏性アトピー』を起こしているワンちゃんの多くが腸が弱って小さな穴が開いていますので、通常では取り込まれない『カイカイ誘発物質』をたくさん取り込んでしまいます。
また、取り込まれた『カイカイ誘発物質』は、血流に乗ってお肌の表面まで飛び散り、飛び散った先の「うるおいを守る成分」を破壊したり、皮脂を分泌するのを妨げ「うるおい」不足が起こるのです。
コラーゲンやヒアルロン酸、皮脂の分泌が不足すると、水分をお肌にとどめておくことができなくなり、どんどん乾燥して毛やお肌がパサパサになるだけでなく、「フケが出る」「抜け毛がひどくなる」などの乾燥肌の症状が見られます。
さらに乾燥が進むと、外側からばい菌やハウスダストといった「アレルゲン」がお肌に侵入し、白ニキビのような湿疹が出たり、円形の脱毛がみられたりするようになります。
ここまでお肌が弱くなると、チョットした「服やリードの擦れ」などでも、激しい「かゆみ」を引き起こし、血が滲むほどカキカキするようになるのです.…
カサカサ肌を改善するための対策は大きく4つあります。
以下のポイントを守って愛犬をカサカサ肌から卒業させてあげましょう！
①カサカサ肌には潤い(保湿)の補給が1番
『カイカイ誘発物質』によって失ったコラーゲンやヒアルロン酸などの「うるおい因子」や「皮脂の膜」を補給するためには、『保湿』が重要です🪄
私たちも乾燥予防には、化粧水やローション、クリームを使いますが、ワンちゃんたちも乾燥し潤いを必要としている時には「保湿」が真っ先に必要なケアです。
ペットリコでは、獣医師藤本院長が独自に開発した「保湿スプレー」をお使いいただくことオススメしています。
★具体的なシャンプーケアの方法はこちらを参照ください 👇
②原因の除去には『ニコわん』がマスト
『フード過敏性アトピー』による肌のカサカサは、『カイカイ誘発物質』が体内に侵入してお肌に飛び散ってしまったために起こります。
この「カイカイ誘発物質」を取り除かない限り、永遠に身体は乾燥し、保湿スプレーを行い続けないといけません。
なので、1番の原因である「カイカイ誘発物質」を体の中から取り除くためにも、「カイカイ誘発物質」を取り除く『ニコわん』をしっかり与えてください。
特に乾燥の症状がひどく、かゆみがひどい時には『ニコわん』を2倍量与える「集中ケア」がオススメです。
私たちの経験では、2~3ヶ月集中ケアを行うと体内に侵入した「カイカイ誘発物質」の大部分を除去できるようです。
＊量を増やすときはお腹の調子を見ながら少しずつ増やしてください。
③お洋服でカサカサ肌からの回復を促進
洋服を1枚着るだけでお肌が乾燥しにくくなりますので、お洋服を着させてあげることは、「カサカサ肌タイプの子」にとって重要です。
また、このタイプの肌質の子はチョットした刺激が原因で激しい「かゆみ」につながります。
洋服を着せてあげることで、直接お肌に刺激が伝わらないので、「かゆみ」を起こすことが少なくなります。
特に手足（腕や太ももから下）は乾燥しやすいところなので、手足までカバーできる【ロンパース】を着せてあげるのがオススメです。
特に暖房器具はお肌を乾燥させやすいため、お家の中でも着せてあげましょう。
④お部屋の湿度管理も大切です
加湿器を使ってお部屋の湿度を保ったり、濡れタオルを部屋干して湿度を保ちましょう！
目安は夏場は40〜50％ぐらい、 冬場は50〜60％ぐらいに目安に愛犬のお肌の状態を見ながら設定してあげてください。
